食品業界では、ファンコミュニティプラットフォームを活用する企業が増えています。ユーザーとの直接的な交流やアイデア収集を行うことで、新商品の開発やブランド認知度の向上、さらには顧客満足度の向上を実現しています。
本記事では、食品業界におけるファンコミュニティの活用事例を集めてご紹介します。
質の高い製品開発を行うために、ユーザーにどんな人が多いのか、食べ方やどんな悩みを解消しているのかを深堀する必要があり、リアルタイムでユーザーの声を集めたいと考えました。
既存のSNSでは、匿名性やプライバシーの懸念から活発なコミュニケーションが難しく、ユーザーアカウントとのデータ連携も困難でした。
匿名性をベースにしつつ、コミュニティを活性化させる仕組みが作りやすい点が決め手でした。元々持っているアカウントを利用したログイン設定や、ユーザー毎の定期購買 / 友人紹介数などのデータ連携も行うことができるため、分析データをもとに施策実行が可能であることが大きいです。
ユーザーがレシピやアイデアを共有し、相互にコミュニケーションを図ることで、リアルな声を集めたり、オンラインコミュニティでの活動と連動した試食会やミートアップを開催し、ユーザーからのフィードバックを商品開発に活かしています。
コミュニティ内でのレシピ共有により、ユーザーの食べ方のバリエーションが増え、継続率や購入個数の向上。
また、コミュニティ内で紹介数に応じたポイント付与をする仕組みを導入したところ、ユーザーからの紹介が増加しています。
コロナ禍によりスーパーでの試食販売が中止され、顧客の声を直接収集する機会が減少し接点はSNSだけに。
以前からファンクラブを作りたい話しは上がっていながらも実現できずにいましたが、顧客との接点を増やすためにファンコミュニティを検討することになりました。
自分たちが商品やブランドへの思い入れが強い会社であるために、運用は自分たちで行いたいと考えていました。その一方でブランディング方法などのサポートは必要であり、複数商品の説明を聞いて、これらを両立できると思い選定しました。
コミュニティ内でアンケートを実施し、顧客の好みや意見を収集したり、投稿やコメントを通じて、ファン同士のつながりを深めています。
得た顧客の意見をもとに、商品開発やプロモーションにいかしているのはもちろんのこと、顧客からのポジティブなフィードバックが、開発者の士気向上につながっています。
お菓子メーカーである江崎グリコ株式会社は、製造は行っているものの直接顧客に商品を届けているわけではないことから直接顧客と接する機会があまりなく、ファンとの深いつながりを築く場がありませんでした。そのため、自社の商品のファンがどのように楽しんでいるのかを知り、深く繋がる手段としてファンコミュニティを設立しています。
ファンコミュニティ「ポキトモchat」を設立し、ファンと双方向に繋がる場を実現。回答しやすいキャンペーンを中心に行うことによって、ファンとの日常のコミュニケーションの機会を増やしています。その中で、ファンがどのように商品を楽しんでいるのかというリアルな声を得る機会もあり、商品開発やマーケティングに活かすことができています。
「アマニ」はヨーロッパなどでは日常的に食べられている食品ですが、日本ではまだ馴染みがなく、認知度が低い状態です。テレビでも取り上げられる機会があったものの定着していなかったため、実際にアマニを継続して食べている人とのニーズや利用状況を把握するための手段として、オンラインコミュニティの運用を決定しています。
同社では、ファンコミュニティ「ニップン アマニコミュニティ」を立ち上げることにより、ユーザーの投稿や意見を収集しました。その結果、さまざまな形でアマニが愛用されているという点を把握することができています。このような意見や投稿を、商品開発やプロモーションに反映させることにより、アマニの習慣化を促進しています。
「目の前のお客さまを大事にしよう」という企業文化を持つピエトロでは、2020年にコミュニティを設立する前から顧客との交流を大切にしてきました。例えば、試食会や直売会、食育イベントなどを開催し、顧客と触れ合う機会を設けていました。このような活動を行う中で、ファンが集まれる場所を作り、多くのファンとの接点を持てる場所を作るためにコミュニティを立ち上げました。オンラインのコミュニティを立ち上げることで気軽にファンに集まってもらい、そこからリアルのイベントに参加、という流れを作りたいとも考えていました。
コミュニティを立ち上げ、ピエトロファンのことを第一に考えて運営を行っていく中で、自然とファン同士の交流生まれたという効果が得られています。現在はコアなファン同士の交流が多くなっていることから、よりライトなファンも参加しやすいコミュニティにし、コミュニティを基点としてより顧客との交流を活性化させることで共創を目指し取り組んでいきたいと考えています。
食品業界におけるファンコミュニティの活用は、顧客との強い絆を築き、製品開発やブランド価値の向上に大きな効果をもたらしています。ユーザーからのフィードバックをもとに新たな価値を創出し、コミュニティを通じてユーザー同士のつながりを深めることで、企業としての競争力も高められます。
このサイトは、ファンコミュニティ施策を実施する目的別におすすめのプラットフォームをまとめています。「ファンコミュニティ施策で効果が出せるの?」そうお考えの方、ぜひご覧ください。
多くの企業が注目するファンコミュニティですが、サービスによって「得意なこと」は全く異なります。今回は、主要なプラットフォームを目的別に3つのタイプに分類。自社のフェーズや目的に合わせて必要なサービス選びの参考にしてみてください。


