エンゲージメントプラットフォームでは、Webやアプリ、イベントなどにおけるファンの行動データを分析し、より良いタイミングやチャネルを用いてコミュニケーションを届けることによって、「それぞれのファンに届く」文脈を演出できます。例としては、熱量が高まった時の限定の告知を出すといった方法が考えられます。
ファンコミュニティを育てるにあたっては、会員登録・ログインプロセス(SSO)、プロフィールの管理、バッジなどを問い入れつつユーザーを育てるための取り組みを導入することがおすすめといえます。
オンラインで盛り上がったファンの熱量を、イベントやオフ会などのリアルな場で具現化できます。逆に、オフラインで得られた体験などをオンラインのコンテンツに返すといった取り組みにより、それぞれの場を相互に活かすことによって、エンゲージメントの循環が生み出されます。
SNSは不特定多数に対する認知の拡大とブランドの発信を行うという役割を持ち、CRMは顧客管理(台帳)を行うことが主な目的であるといえます。また、エンゲージメントプラットフォームは、これらの情報をもとにして、それぞれのユーザーに合わせた体験を提供し、関係性を深めるという役割を果たしています。
コミュニティはユーザー同士が交流を行い、意見を交換したりする「場」です。また、エンゲージメントプラットフォームは、コミュニティでの活動データやCRMデータと連携することによってユーザーの行動を促す「場を動かす仕組み」として機能します。
CDP(顧客データ基盤)によって分析したデータを、MAに連携することでより良いアプローチを行えるようになります。さらに、ヘルプデスクとの連携によって顧客の課題解決をコミュニティにより促進可能に。このように、データの収集や施策の実行、効果検証といった良い循環を生み出せます。
ファンコミュニティを作るにあたっては、「何を達成したいのか」という目的を明らかにし、さらにそれを数値化できる「成功指標(KPI)」の設定を行います。これらを決めておかないと運営が迷走する可能性があります。
ユーザーやファンの行動データを一元管理する基盤整備を行います。そのためにも、コミュニティの立ち上げ前にデータの利用について適切な同意を得ることが大切であるといえます。また、この点をしっかりと整備しておくことによって、信頼の場を維持しながらデータの活用を行えるようになります。
ファンが「参加したい」「続けたい」と感じられるコミュニティを構築するには、登録や初参加、投稿などにつながる導線について「シンプル」「誘いやすく」設計することが重要になってきます。強制感のない自然な参加を促すことがポイントです。
コミュニティに初めて参加したユーザーに「参加してよかった」と感じてもらえる体験を用意しておきます。例えば簡単な自己紹介を促す仕組みや限定コンテンツの提供、初心者限定の簡単なタスク、歓迎イベントなど特別感を演出することによって、継続して参加することに対する意欲を高めていきます。
円滑にコミュニティを運営していくためにも、ルールや行動規範、役割分担などを「プレイブック」としてまとめておきます。この点から運営メンバーへの負担軽減に加え、質の高い運営継続が可能となります。
コミュニティの運営を行う体制を整える必要があります。ここでは、専任担当者の配置を行い、長期的な運営を見据えた体制・予算の確保を行います。また、ルールを明確にすることによってコミュニティが健全に成長していくための基盤づくりを行います。
設定したKPIをもとにして定期的にデータの分析を行い、施策の効果測定を行います。さらに、ファンからのフィードバックを柔軟に取り入れてコンテンツ・施策を継続的に改善し、コミュニティの価値を向上させていきます。
多くの企業が注目するファンコミュニティですが、サービスによって「得意なこと」は全く異なります。今回は、主要なプラットフォームを目的別に3つのタイプに分類。自社のフェーズや目的に合わせて必要なサービス選びの参考にしてみてください。


