飲食業界でのファンコミュニティプラットフォームは、顧客の声をリアルタイムで収集し、新メニューの開発やサービス改善に活用できるほか、常連客やリピーターのコミュニティを形成し、口コミの拡散や新規顧客の獲得にも役立ちます。
本記事では、飲食業界におけるファンコミュニティの活用事例を集めてご紹介します。
ベーカリーレストラン「BAQET」ではお客様の意見第一主義を掲げ、店舗で紙媒体のアンケートを実施し、料理・雰囲気・サービスなどについて顧客から意見をもらっていました。
しかし、手動集計の手間や、紙でのアンケートは一方通行のコミュニケーションとなり、意見に対して確認したいことがあっても、確認することが不可能であることが課題でした。
これからやっていくことではありますが、以前デジタルアンケートを実施したときには7、8月に取りまとめ10月初旬には3つの新メニューを提供することが出来ています。
今後はコミュニティを活用してお客様からの意見をタイムリーに収集し、より早いサイクルで商品企画にいかそうとしています。
コメダ好きの常連顧客に店舗に集まってもらうイベントを月1回程度で開催していたものの、来てもらえる方の数が限られていました。
立地や時間などの都合で来れない顧客の存在が見え始め、数や時間の縛りの少ないオンラインで顧客同士がつながれる場所としてコミュニティ運営をはじめました。
会員数が現在1万人ほどいるコミュニティになっています。今後、アクティブに活動していただける会員の方を増やし「コメダを好き」という熱量を上げていきたいです。
また、LTVとコミュニティ会員の方のデータを分析し、相関関係を検証し施策を打つことで、ブランドへの愛着や満足度、店舗への来店回数に繋げていきたいです。
本来の「おいしい」を訴求することを主軸に置いた戦略や戦術を構築するために、さまざまな声を聞きたいと考えていました。その中では、長らく通ってくれているファンの声に触れる機会が多かったものの、新たにファンになってくれた人の声は店舗ではなかなか聞くことができない、という課題を抱えていました。そこで、店舗では拾いにくい「塚田農場」好きのさまざまなお客さまの声を聞きたいという考えから、オンラインコミュニティの活用を行いました。
オンラインコミュニティを始めてからは、施策を行った際に手応えをわかりやすく得られるようになっています。その中で、どのような商品が好きなのかを理由を含めて文字・文章で教えてもらうことによって、これまで気づいていなかった自社の強みも把握可能に。これらの意見を商品開発の指針に取り入れることも始めています。
このように、店舗からの伝聞では伝わりにくい具体的な表現に触れられる点も、オンラインコミュニティのメリットであると感じられています。
これまでは店舗に足を運んでもらうことによって価値提供を行っていたものの、デジタル化に伴いオンラインにて新たな顧客体験を提供する必要性を感じていました。また、SNSではお客様に対して1対1のコミュニケーションがとりにくく、一方的なコミュニケーションになりがちだったことが課題として挙げられていました。
このような背景から、オンラインとオフラインの体験をつなげることによってさらにファンを増やすこと、そしてお客さまの声を知り、同社が伝えたいことをより深く伝えるためにオンラインコミュニティを導入しています。
リアル店舗の体験をオンライン上で再現することを目指したオンラインコミュニティ「TULLY’S community Hello!」を運営することで、コミュニティ内でコミュニケーションが取れるようになりました。このことから、商品企画にも活かせるお客さまの「生の声」を聞く機会や、ファンがタリーズをどのように利用しているのかを知る機会などが生まれています。
このように、顧客との双方向のコミュニケーションを実現することにより、ブランドへの愛着や満足度の向上につなげられています。
すかいらーくが運営する「しゃぶ葉」では、コロナ禍の影響により、顧客離れが発生。その後客足が戻り始めてからも以前通りに戻ったとはいえない状況となっていたことから、新規顧客に対するアプローチが必要でした。そこで顧客のインサイトを調査し、それに合わせてメニュー開発やプロダクト開発を行うために、ファンコミュニティを立ち上げまた、定性調査を実施するには時間がかかり、スピーディーな調査ができていなかったことも課題として挙げられていました。
コミュニティを立ち上げた結果、しゃぶ葉のロイヤルユーザーの場合、来店前にどのコースを選ぶのか、どの食材を試すのかといった「戦略」を立てて来店していることが判明。この点から、来店回数を重ねるごとに新しい楽しみ方を見つけるための体験設計をどう作るべきかの検討を行っています。また、ロイヤルユーザーとともに「新だしの共同開発」にも取り組んでいます。
飲食業界におけるファンコミュニティプラットフォームは、顧客とのコミュニケーションをより深くさせるツールです。顧客の声をサービス改善やメニュー開発に活かすことで、リピート率の向上や新たなファン層の獲得が可能になります。
このサイトは、ファンコミュニティ施策を実施する目的別におすすめのプラットフォームをまとめています。「ファンコミュニティ施策で効果が出せるの?」そうお考えの方、ぜひご覧ください。
多くの企業が注目するファンコミュニティですが、サービスによって「得意なこと」は全く異なります。今回は、主要なプラットフォームを目的別に3つのタイプに分類。自社のフェーズや目的に合わせて必要なサービス選びの参考にしてみてください。


